産業用タイヤ、チューブもその他タイヤと同じく消耗品ですから、いつかは交換の時期がきます。その場合、どのようにして依頼すればよいか、わからない場合があります。どんな商品でも型式があるように、タイヤ、チューブもサイズを中心に型式があります。ここでは、その表記について説明します。
台車用タイヤ・チューブの手配について
手押し台車等の産業車輌用タイヤ・チューブの手配について説明します。修理に慣れない方は最寄りのタイヤショップ・自転車ショップにご依頼下さい。足回りですから安全第一を考えてご検討下さい。
タイヤ、チューブの現物を確認します。
1.タイヤサイズをご確認下さい
タイヤ側面に数字で記入されています。例えば「3.50-4 2P」は、タイヤ巾3.5インチでリムサイズ5インチのタイヤであることを教えてくれます。また「2P(4プライ)」はタイヤ強度と思って下さい。数字が高いほど強度は高いです。
※3.50-4に関しては国内で手に入るものは4Pとなります。
2.タイヤのトレッドパターンをご確認下さい
パターンはタイヤ走行面の模様を意味します。タイヤの顔でもあります。これがタイヤ性能にあらわれます。産業車輌用として汎用性の高い「ラグ」が適用されています。弊社扱いのタイヤは「Uラグ」が最も多いです。ご指定がないかぎり「Uラグ」で出荷させていただきます。
3.チューブのバルブ形状をご確認下さい
バルブは空気注入口で2種類あります。L字に曲がった「L」とまっすぐの「直」があります。「L」か「直」かの指定が必要となります。
4.タイヤ・チューブの手配(注文)について
以上のことがご確認いただければ、弊社へ注文できます。 「3.50-4 4Pのタイヤと3.50-4用チューブ(バルブL、もしくは直)を各1本注文します。」でわかります。カタログの型式を見てご注文下さい。
タイヤ、チューブ交換について
5.タイヤ・チューブ交換にあたって
タイヤ・チューブの交換は自転車レベルの作業が必要です。自転車のパンク修理ができない方は自転車ショップまたはタイヤショップにご依頼されてもよいと思います。足回りですから安全第一です。プロの方にご依頼下さい。
6.ご自分で交換される場合の方法
タイヤの場合、二つのホイール(リム)を合わせてタイヤを取り付けます。この時、リムに噛んだりしないように慎重に組み付けます。
まず、交換するタイヤセットの空気をバルブから抜きます。バルブ先端中心の棒を押せば空気が抜けます。ホイールを組付けているボルトをはずすとタイヤ・チューブがはずれます。
組付ける場合は、タイヤの中にチューブを入れ、二つのホイールで挟みます。この時、バルブをホイールのバルブ穴に通して挟んで下さい。注意することは自転車のパンク修理と同じようにホイールにチューブが噛まないようにボルトを仮締めし仮組みして下さい。それから少し空気を入れホイールに噛んでないこと確認しボルトを締め付けます。最後に適正空気圧まで空気を入れます。そしてボルトの締め付けを確認します。
*ノーパンクタイヤの場合は油圧機械が必要となります。専門のところへご依頼下さい。
動画で見ると理解が深まります(Youtube動画でご覧いただけます)
タイヤ、チューブ、ホイールの組立て方法
今後のメンテナンス
空気は適正空気圧を守って下さい。タイヤの消耗をご確認下さい。ベアリング(軸受け)が正常であることをご確認下さい。
空気を入れるバルブ口は自動車と同じバルブ口になっています。自転車用の空気入れでも、マウウンテンバイク用アメリカンバルブ用の注入口であればできます。その場合、空圧計が付いたポンプがよいでしょう。
タイヤ、チューブ単体の販売ページのご案内
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タイヤ、チューブは消耗品です。弊社ではブリヂストン製を中心に産業車両用タイヤ、チューブをそろえています。