騒音対策キャスター
台車がゴトゴト走行するのは気になります。足元のキャスターから騒音対策を考えました。ここで紹介するのは、金具の旋回部、車輪軸受け部のクリアランスをベアリングにより改善した製品です。
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金具はプラスチック製です。主に軽量、中荷重用の手押し台車に使用されます。台車の自重を軽くするのであれば最適と思います。
こちらの商品は台車CSPLA150、200M1、250、300シリーズで採用されております。(一部機種除く)
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金具は金属(鉄)製です。手押し台車を少しハードに使用される場合は、こちらを選択された方が良いと思われます。
キャスターの選択ポイント
キャスターでの音の発生メカニズムから考えてみました。金具がプラスチックであれば、金属に比べ振動からの音が小さくなります。キャスターで動いて音を発生しているところは、車輪の軸部と自在金具の旋回部です。そこにラジアルベアリングを挿入することで、ガタツキが抑えられ音が小さくなります。
通常のキャスターはコマーシャルベアリング(プレス加工品で、少々のガタツキあり)です。それに対してラジアルベアリングは機械精密加工品で、すき間は公差範囲内でガタツキはありません。
下記にプラスチック製キャスターと金属製キャスターを比較しました。
- 金属製キャスター
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金属製--- 一般に金属製はプラスチック製に比べ走行音大ですが、メーカーによっても差があります。騒音と感ずる音源のほとんどは、回転可動部分のクリアランスの多少による金属間の接触が原因です。 従って、クリアランスが少なく精度の高いものが、作動も滑らかで騒音も少ない良品ですが 、やや高価です。さらに車輪のタイヤ材質、硬さによっても走行音が大きく変わりますが、多用されているゴム質のものであれば、十分許容できる範囲です。
- プラスチック製キャスター
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樹脂製--- 静かな走行が期待できますが、工業用としては種類・サイズとも少なく、金属類に比べて許容荷重が小さいことが難点です。
車輪径100~125mm程度のものは病院・集会所などで使用され、車輪径50mm以下のものは主に家具など、室内用として使用されています。
いずれも使用経過につれて騒音が大きくなるのは避けられません。