選び方を教えて!(選択要素について検討します)

車輪から台車を選びます。

台車の車輪の選択について
台車の車輪の選択について

車輪は、車輪本体(芯金またはホイール)と、その外皮に当たるタイヤ部で構成されています。特に車輪タイヤ部は走行抵抗、耐荷重、耐磨耗性など車輪自体の性能に大きく影響します。その選択について考えます。

キャスターの配置と特性について
キャスターの配置と特性について

普通の台車は自在・固定キャスターの各2個計4個で配置されています。ただハンドル側に固定キャスターが配置されるのと、自在キャスターが配置されるのでは違います。それぞれの特性を考えます。

台車の足回りについて
台車の足回りについて

台車の荷台(車体)を支え、走行を促すのが車輪を中心とした足回りです。足回りは台車性能を左右する重要部品です。キャスターや車軸などを考えます。

形状から分類した台車用車輪について
形状から分類した台車車輪について

形状から分類すると下記の4種類になります。①焼付ソリッド車輪、②はめ込み中空車輪、③空気入り車輪、④一体車輪があります。各特長をご案内します。

台車用車輪【タイヤ材質(車輪の外皮部)で分類】
台車用車輪のタイヤ材質について

車輪の外皮、つまりホイール(芯金)の外周に装着されたタイヤの材質で分類すると4種類になります。①天然ゴム車輪、②合成ゴム車輪、③ポリウレタン車輪、④樹脂車輪が主流となります。各特徴を検討し台車にお使い下さい。

台車用車輪【ホイール(芯金部)の材質で分類】
台車用車輪【ホイール(芯金部)の材質で分類】

タイヤを支える内径部のホイールを材質で分類しました。①鋳鉄製、②鋼板製、③樹脂製、④軽合金製、⑤ハードゴム製があります。中荷重以上は①②が使用されることが多いです。各材質の特徴を確認しご検討下さい。

台車用車輪性能の決定要素について
台車用車輪性能の決定要素について

台車用車輪性能はいかなる荷重に耐えられるか。それは、その耐荷重と、車輪の回転を妨げる力、すなわち走行抵抗によって決定されます。その他にも多少の特性があると思われますが、上記の2大要素が大きな比重を占めます。

台車で最も使用される鋼板製プレス車輪について
台車で最も使用される鋼板製プレス車輪について

台車用の鋼板製プレス車輪は、台車の軽量化と大量生産によるコストダウンによって多く使用されるようになりました。メリット、デメリットを考えます。

台車の車輪に使用されるベアリングについて
台車の車輪に使用されるベアリングについて

台車に使用されているコロガリ軸受けは、内輪・外輪からなり、内外輪の間に何個かの鋼球を置き、円滑なコロガリ運動をするような構造となっています。台車の円滑な運搬はベアリングから始まります。

台車用車輪のゴムについて
台車用車輪のゴムについて

石油化学の発展による合成ゴムの開発で、従来の天然ゴムになかった諸物性が開発されました。台車に使用するゴム車輪は、合成ゴム、ウレタンゴムを中心に多くの特性を持つものが生まれました。

台車用車輪のゴム材質物性について
台車用車輪のゴム材質物性について

台車の車輪で使用されているゴムは、耐磨耗性、弾力性、耐油性、耐薬品性などの特性で様々な種類があります。特性を理解して台車の車輪にお使い下さい。

「車輪から台車を選ぶ」その他参考資料

台車における車輪の歴史
台車における車輪の歴史

いつの間にか、人間は物を引きずり動かすことより、転がした方が楽であることを学びました。このころから車輪の歴史が始まったように思います。昔は川を利用して運搬して、なるべく抵抗の少ない方法を探りながら今日に至っているような感じです。

台車ゴム車輪の製造方法について
台車ゴム車輪の製造方法について

車輪本体とゴムの接着工程で、現在の主流となっている製造方法を説明します。ここではプレス車輪について説明します。プレスされた車輪本体とゴムの製造工程です。

安全から台車を選びます。

ストッパーから台車を選びます。
ストッパーから台車を選びます。

台車のストッパーは駐停車ストッパーで制動ブレーキでありません。ここでは駐停車ストッパーを4種類紹介します。各特徴がありますので、それを理解してお使い下さい。

荷物落下防止の安全柵、ガードから台車を選びます。
荷物落下防止の安全柵、ガードから台車を選びます。

一般の台車荷台は、プラスチック製であれスチール製であれ、スベリ止めが上面に施されています。これが積載物のズレを防ぎ、落下を防ぎます。しかし、これでは不十分で積載物は落下する可能性はあります。そこで荷台の外周に柵、ガードを設けて落下防止します。

積載物から台車を選びます。

台車の積載重量と荷台寸法の関係について
台車の積載重量と荷台寸法の関係について

台車を選ぶ時には、積載荷重はいかほどか、また積載に必要な荷台寸法はいかほどか、と言うことが重要になります。一般の市販台車で言えば、各台車メーカーは最大荷重100kgから始まり500kgまで100kg単位ぐらいで台車を製作しています。

どんな形の台車があるの?
どんな形の台車があるの

台車の形は荷物、作業工程などで様々な種類があります。四輪以上の台車を考えた場合、基本は平台車に幅方向の一端にハンドルを付けた片袖台車です。側面から見ればL字型をしています。この台車を中心に様々な形状があります。

片袖台車と両袖台車とは
片袖台車と両袖台車とは

片袖台車と両袖台車は言いなれない言葉で一種の業界言葉です。台車形状をあらわした言葉となっています。平床形の荷台に固定された袖または押手(ハンドル)が取り付けられた台車であり、一端に取り付けられた物を片袖台車、両端に取り付けられた物を両袖台車と言います。

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