荷物を安全に運ぶ
台車の安全対策
台車は工場、運送業、物流センター、スーパーマーケット・百貨店のバックヤード、病院など広い範囲で使用されています。しかし台車は軽く扱われているのが現状です。 台車での運搬作業で多くの事故が発生しています。例えば視界を悪くするまで荷物を積み上げ、建屋などに衝突し荷物を落下させたり、時には人と接触して怪我をさせたりする場合があります。 台車の安全について考えてみます。 |
台車の転倒について
台車を使用する場合、少しでも多く積載し一度で仕事を終えたいと思うことが多々あります。その場合、台車に荷物を高く積み上げて運ぶことになり重心が高くなり転倒の可能性が高くなります。一般平坦路から傾斜路に入った場合、転倒事故の可能性があります。どうすれば防げるかと言えば、適正な積み方をすることが一番です。 |
傾斜路での台車の扱い
傾斜路で積荷のため台車のハンドルから手を離すと勝手に下へ動き出し、一人で積荷作業ができなくなります。市販されている台車の多くがストッパーが付いていないため危険です。このことを心得て2人で作業するか、ストッパー付きの台車を使用しなければなりません。 |
台車に積載する時の注意
台車の荷台に荷物を積載する時、たぶん端から順番に載せられると思います。まだ荷物が軽い場合は良いですが、重量物の場合、載せた反対側の端が浮き上がる可能性があります。つまり、その重量物に近い車輪の接地点を支点としてシーソー関係となり、重い方にバランスが崩れた場合、反対側は浮き上がり転覆となります。 |
台車使用時のアキレス腱対策
台車を運搬している時にハンドル下の荷台の縁にアキレス腱をあて痛い目に会ったことはありませんか。作業者にとって腱の断絶につながるかもしれません。特に台車を引いて運搬する時に起こります。逆に台車を押す場合は、足の甲より上部が荷台にあてる可能性があります。そこで台車に安全対策をしました。 |