軽く運びたい
台車を押す力
台車を使用して物を運搬する場合に押す力が必要となります。押す力を抵抗力で表わします。停止している台車を動かし始める力は始動抵抗力といい、動きだしてからの走行に必要な力を走行抵抗力と言います。 |
台車の始動抵抗力について
輪の外皮に当たるタイヤ部の材質、車輪径を固定して考えると、最大荷重と始動抵抗力は右上がりに比例します。荷重が増えれば始動抵抗力の数値は大きくなります。ただタイヤ部の材質、車輪径が違うと右上がりの度合いが違ってきます。また路面状況でも異なります。 |
台車の旋回時における抵抗力
一般の台車では旋回運航ができるようび旋回金具(自在キャスター) が付いています。この旋回金具は旋回せしめるために偏芯構造になっており、進行に対して車輪が後へいく動きをします。この金具の向きを変えるのに抵抗力が作用します。この抵抗力を考慮して始動抵抗力を考える必要があります。 |
データからみたオススメの「台車を押す力」
一般的な台車を押す力は50kgが限度と考えられています。一人での手押し作業の走行抵抗力としては35kgを超えないようにすることをおすすめしています。理由として、この時の始動抵抗力は瞬時といえ、42~50kg位になるためで、ましてや路面が悪い場合は到底動かすことはできません。 |
重い物を運びたい。
台車で重い物を運びたい場合、まず人力で押せるか、どうかを考えて下さい。一般に販売されている台車は最大荷重500kgまでです。その当たりが作業者が操作できる範囲となります。 |